4.まとめ
席数が少なすぎると夢がなさすぎる。
ゆったりした店で、回転させるためにお客さんを追い出すとか、ちょっとなに言ってるのかわからないです。
それなら無駄に広い非効率な席をやめて、適度な席の配置にすれば良い。
「テイクアウトやUberでそれなりに売れる」という安易な予測による逃げはすごく危険です。
先に席数と客単価を決める。
店舗の契約の前に工務店と打ち合わせを良くしてください。
賃貸契約後に工務店と打合せして、話の流れで席数を決める、なんてのは論外。
じゃあ、工務店が客単価も決めるの?
1皿ずつの料理の単価も工務店が決めるの?
すべてがつながっています。
目安は、客単価5,000円以下のお店は1坪に対して2席です。(1坪は畳2枚分、1.8m×1.8m で約3.3㎡ です)
店舗全体の坪数に対してです。客席部分の坪数じゃないです。
だから厨房がデカすぎるとつらいです。
もちろん滞在時間が短い店で行列してでも待ってくれる店(ラーメン店とか)は別ですが。
この試算は家賃の坪単価10,000円で計算しましたが、僕が活動している大阪市内の1階路面店では、かなりヘンピなところでないと難しいです。
普通の立地なら坪単価15,000円くらいは余裕でします。
1階路面店で集客が見込めるような場所は坪単価20,000円から、って感じです。
家賃が上がるとそれだけ「残り」が少なくなります。
カフェの経営が難しいところはこのあたりにあります。
席数が少ない。客単価が低い。滞在時間が長い。
特別な仕掛けがないとつらいです。
「テイクアウトやUberでそれなりに売れる」という安易な予測による逃げはすごく危険です。(大事なので2回書きました)
あと、居抜き物件も同じ条件で考えてください。
良い内装の居抜き物件でも席数が取れない物件は結構多いです。
居抜き物件の見かたはまた別の記事を書きます。
今日の発表はいかがだったでしょうか?
計算はざっくりなので大目に見てください。
大きくは外していないと思いますが。
席が少なすぎるとマジで詰みます。